【トラウマ注意】WEBディレクター暦20年の俺が出会ったモンスタークライアント(前編)

モンスターペアレント、モンスターカスタマー、モンスターストライク、etc.
よろずモンスターを冠するものはあるが、今回はモンスタークライアントについて。ちなみにこのタイトルは小松が課した48の殺人ブログの中の1つとなっております(なんてこと書かせようとすんだ)
5選って書かれてますがそんなに思いつかないので一例にて御免。単にモンスターぶりを回顧しても仕方ないので、自戒と未来への警鐘も込めて。

WEBディレクターの俺とか言っても自分が営業も兼務していることが多いため、お金がらみの話も出ざるを得ない訳で。わかり易くしつつも生々しさを減らすために表記は最近覚えたphp(フィリピンペソ)で表示したいと思います。今のレートで書くので何年後かに読んだら異常な高騰をみせているやも。

では、モンスタークライアントとのバトルスタートです。

モンスター正対

社会人時代に先輩から引き継いだクライアント、その初回オファーでの出来事です。オリエンを受けて企画提案し、140万phpで見積もりを提出したところ、なんと150万phpで作り直してくるようにと金額アップの要求を受けたのです。経験も浅かったので見積もりの甘さを心配されたのかなと思い咄嗟に出たのは「140万phpで大丈夫です!しっかり検討して出した金額です!」的な真面目な言葉。

これに対し担当者のTさんはこう返しました。

「森中ちゃ〜ん、わかってないなぁ。それで利益は出てるんでしょ?だったらアップした分は俺に使ってくれればいいんだよ。」

困惑の表情を浮かべていると、先輩に言ってくれればわかるからさ、という締め言葉で会話を切られてその場は終了。

まだまだ実力もなかった頃とはいえ提案内容もろくに評価もされず、接待費をのっけてくれれば発注するからと言われたことにショックを受けました。
会社に戻って先輩に言われた通りの報告をした上で150万phpの見積もりを出して、後日しっかり接待までしたことは苦い思い出として胸に刻まれています。

これで終わりなら「奴はモンスタークライアントの中でも最弱」と言い放ち、いい社会勉強したな〜くらいで済んだはず。しかしこの案件はここから想像もしなかった方向に展開。Sレアモンスターへ昇格。究極生命体カーズが降臨するのです。

Sレア降臨

受注時こそゴタゴタしたものの仕事自体はきちんとしてくれるTさんだったので、プロジェクトが始まってしまえば順調そのもので気持ちよく進めていました。そんなある日、それまで挨拶程度しかしたことのないTさんの上司、係長Kさんに突然の呼び出しを受けるのです。

Kさん 「森中くん、僕の許可もなく何を勝手にやってるの?」
森中 「Tさんに依頼を受けたので勝手にではないのですが、」
Kさん 「は?Tさんに決裁権なんか無いから。」
森中 「えっ??」
Kさん 「だからこの件は今後は私に話しなさい。」
森中 「は、はぁ、、、。」

とは言ったものの、そもそもオリエンから全てTさんからのものだったので、きちんとTさんに確認することにしました。

Tさん 「あーん?Kがそんなこと言ってんのか。」
森中 「はい、どうすればいいでしょうか?」
Tさん 「あいつは俺の後輩だから放っとけ。」
森中 「えっ!??」
Tさん 「言うとおりにすればいい。Kには俺から言っとくから。」
森中 「は、はぁ、、、。」

これ以上この話をするなという空気をビンビン感じたので釈然としないもののそれで終了。
Kさんとは普段あまり会わないのでそのまま継続していると、しばらくしてまた呼び出しを受けます。完全に嫌な予感しかしないが行かない訳にもいかず、できるかぎり何食わぬ顔を取り繕って訪問しました。

Kさん 「森中くん、まだTさんとやってるんだって?」
森中 「はい、Tさんに確認したところ、」
Kさん 「だから、Tさんに決裁権はないんだよ。」
森中 「TさんがKさんと話をするとのことでしたが?」
Kさん 「はぁ〜?Tさんからは何も聞いてないよ。」
森中 「いやぁ〜そんなはずはぁ、、。」

モンスターの攻撃
後編につづく